旅いろいろ

delicatearchsm
アーチーズ2日間

mvgsm
アーチーズとモニュメントバレー3日間

mammothsm
イエローストーン3日間

zionsm
グランドサークル

yogasm
ヨガツアー

wolfsm
イエローストーンのオオカミ

wavesm
大自然の秘境ウェーブ

sedonasm
赤い大地のパワー

gcbackpacksm
体験談

アーチーズ、ファーリーファーナスの探検

やっと、とれた。なかなか人気の高いアーチーズ国立公園のファーリーファーナスのレンジャーによるツアー予約。1日2回行われるが、今までいつも滞在中に 予約がとれたことがなかった。とれたのはそれでも翌翌日の午後4時の分。夕刻のファーリーファーナスは美しいと聞く。なんとしてでも参加しないと。。。
2003年6月 久しぶ りにモアブに3泊4日で遊びに行くことにした。モアブの町に入る前に、早速アーチーズ国立公園のビジターセンターに直行。以前から行きたくて仕方なかった ファーリーファーナスのツアーの状況を聞いてみる。翌日の分はもういっぱい。翌翌日の午後4時の分でなんとか予約をいれることができた。レンジャーさん が、「このハイクは約3時間で、strenuous:厳しい、が、大丈夫か?」「靴は歩きやすいしっかりした靴を履いてくること。」「10分前にはトレイ ルヘッドに集合すること。」などといろいろ注意をうける。なんとなくそれだけでずいぶん緊張してしまった。本当についていけるのかなあ。。。ここ3年くら い前まではファーリーファーナスはツアーに参加しなくても勝手に入ることができた。ただあまり迷子になる人が多いので、レンジャーによる有料のツアーと なった。それほど大きな岩の壁(Fin:フィンと呼ばれる)が、たくさん迷路のようにたちはだかっているところらしい。実は自分で行くこともできるのだけ れど、(ビジターセンターでパーミッションを取得する必要あり)迷子になってでてこれなくなっても非常に困る。やっぱり最初はツアーがいい。
ファーリーファーナスとは「燃え立つ暖炉」とかそんな意味らしく、特に夕日があたると、赤く燃えているように見える。赤く燃えるような岩、迷路のようで人を迷わす、そんな前置きにずいぶん魅せられてしまったようだ。よおし、こうなったらなんとしてでも行くぞ。
http://www.pacificco.net/images/furnace01.JPGそ して当日、公園入り口からトレイルヘッドまで結構時間がかかることも考え、ずいぶん早いうちから向かった。案の定20分ほど前にファーリーファーナスの入 り口についた。それらしいカップルが1組。そのうちにそれらしいレンジャーさんがやってくるのと同じころ、そろそろと集まり出した。なんだ、あんなに小さ い子供までいるじゃない。それにあんなおばさんまで。(自分のおばさんぶりを棚に上げて立派なものである。)みんな結構いいかげんな格好をしている。今ま で自分の体力を疑っていた緊張感が、急に抜ける。
さあ全員そろって出発となる。(結局満員御礼の25名)トレイルヘッドから少しだけトレイルがみえるが、そのあとどこへ行くのかは見当もつかない。まずは ちょっとした下り。まわりのフィンがだんだんと高くなってくる。そしてそのうちフィンの間にはいっていく。確かにこれじゃ今自分がどっちを向いているのか わからない。一日中日があたらないようなところがたくさんある。http://www.pacificco.net/images/furnace02.JPG体 力的にきびしいハイキングというよりは、岩の間をすり抜けたり、よじのぼったり、そんなちょっと意味のちがう難しいハイキングというかんじ。でもたらたら と同じようなところを歩くのではなく、非常に楽しい。岩の割れ目の上を進んでいくようなときは、レンジャーさんが「こうやるといいわよ。」というかんじで 教えてくれる。とにかく手も足も身体のすべてを使って進まないといけない。ビューポイントからでは見えないアーチとか、近くにせまるフィンの迫力などは やっぱりここを歩いてみないと体験できない。レンジャーさんの話しは見ただけではわからないところをカバーできてそれも楽しい。このフィンの岩のうちのひ とつに上って、降りられなくなった人の話しとか、レンジャーさんがこのツアーをやるにあたってトレーニングがあるのか、とかそんな余談も楽しい。
http://www.pacificco.net/images/furnace03.JPG落ちこぼれる人もおらず、どこを歩いているのかもわからないうちに、ツアーはどんどん進む。次々といろんなものを見たり、いろんなところを歩いたりで、 あっという間に時間が過ぎていく。たまに遠くにバランスロックが見えたりすると、やっと自分がどこを向いているのかを知ったりする。
最後のサプライズアーチは、その名のとおり急に立派なアーチが現れる。ツアー中ずっとそうだが、本当に騒がしいのは私たちだけで、まわりは実は静まりか えっている。レンジャーさんが「じゃあ、このアーチの下にみんな寝転がって、静かに見上げて見ましょう。」というようなことをいって、みんなそれぞれ岩の 上に寝て黙り込む。本当に静http://www.pacificco.net/images/furnacesurprise.JPGかだ。それがこの右側の写真。
もっと長くいたかったけれど、一応ツアーだから終わらないといけない。このサプライズアーチが最後のストップで、あとは駐車場へと戻る。レンジャーさんに 着いていかないと帰れないものね。あっという間の3時間でした。疲れもほとんどなく、楽しかったなあ、また行きたいなあ。と終わったときから思うようなツ アーでした。

皆さんにも是非お勧めです。